京都キャンパスで、日本ペンクラブ京都例会が開催されました(10/4・土)

10月4日、京都キャンパスにおいて、日本ペンクラブの京都例会が会員ら約180人の方々の出席のもと、開催されました。
第1部では、直木賞作家の中島京子さんが「女が決断するとき―遠野、清心尼の遺産」というテーマで特別講演。自身初の歴史小説となる最新作「かたづの!」の創作エピソードを披露しました。「かたづの!」は、八戸南部氏の女大名だった清心尼の波乱万丈の生涯を描いた作品。中島さんは「清心尼は困難に直面したとき、戦を起こさせず、名誉を捨て、現実的な決断をした。母親的な物の考え方で、今を生きる私たちに教えてくれるものがある」と語りました。
特別講演後、第2部の懇親会では、有栖館園庭で参加者が親交を深めました。浅田次郎会長はあいさつで「先日、キルギスを訪れる機会があったが、現地ではロシア語が頻繁に使われ、キルギス人でありながらキルギス語を使いこなせる人が少なくなってきている。日本人は英語を学ぶのもいいが、もっと母国語である日本語を知るべきだ」と語りました。また、歌手の松田美緒さんが日本や海外の民謡を披露。好天にも恵まれ、会場は大いに盛り上がりました。