有栖館で「第27期女流名人戦三番勝負第二局」が行われました!(3/11・水)

●明治館で和やかに前夜祭
謝依旻(しぇいいみん)女流名人に鈴木歩六段が挑戦する「第27期女流名人戦三番勝負第二局」が、有栖館で行われました。
前日に上洛されたお二人は、対局場となる有栖館の検分の後、碁盤の裏面に揮毫をしたためられました。18時半からは、明治館で前夜祭が行われ、和やかな雰囲気の中、翌日の対局に向けて、ともに心の準備を整えられました。

●謝依旻(しぇいいみん)女流名人の勝利に終わった対局
11日(水)9時半より有栖館でいよいよ対局が開始。和気藹々とした前日とは打って変わり、張り詰めた空気の中を碁石の音だけが鳴り響きます。14時からはMホールで大盤解説会が始まり、勝負の進捗状況が一刻一刻、一般の方々に解説されました。
17時4分、謝依旻女流名人の8連覇達成という結果で、長時間にわたる対局は終局しました。対局を終えたお二人のコメントです。「8連覇という数字は意識しないようにベストを尽くして打つことを考えていた。多少ミスもあったが、しっかり考えベストを尽くすことができたと思う(謝依旻女流名人)。「大きな舞台で打たせていただいて嬉しかったが、悔いの残る結果となった(鈴木歩六段)。19時より行われた懇親会では、参加者一同、お二人の健闘を称えつつ「第27期女流名人戦三番勝負第二局」は幕を閉じました。

●2人の女流棋士と学生が楽しく交流
翌12日(木)10時からは、明治館で女流棋士お二人と学生による交流会が開かれました。
最初のトークタイムは、学生からの囲碁に関することや普段の生活のことなどについての質問に、お二人が答えるスタイルで進行。その後、学生たちに「指導碁」を行っていただきました。

3日間にわたり当大学で時を過ごされたお二人は、終始笑顔で帰路につかれました。