平安女学院大学学長 谷口 吉弘
昨年末に公開されたChatGPTなどの生成系AIは、文章やプログラムコードなどのテキストが作成でき、誰でも手軽に利用できる環境が整いつつあります。大学でも教育や研究において有用なツールになる可能性を秘めています。
一方、倫理的な問題等を引き起こす恐れもあり、ChatGPTなどの生成系AIの利用に際しては、正確性や信憑性の確認、機密情報や個人情報の保護、著作権の遵守など様々なリスク管理の徹底が求められます。
平安女学院大学では、情報教育とともに、少人数教育の特色を生かしたアクティブラーニングなどの対話型教育にも力を入れています。今後、ChatGPTなどの生成系AIの教育上の有効性と問題点を整理した上で、その活用の注意事項や留意事項について検討を進めてまいります。