東日本大震災 女性記者は何を見たのか―会場を埋めた学生を前に、葛藤と感動の体験談を披露

6月26日(火)、讀賣新聞京都総局の上田真央・南暁子の両記者を招き、京都キャンパスMホールにおいて、「東日本大震災 女性記者は何を見たのか」のテーマで、国際観光学部1・2年生対象の特別講義を行いました。あれほどの大災害の現場に取材に行って被災者にじかに接した若い女性記者の衝撃や戸惑い、悩み、心の葛藤、記者としての使命感などが、一つ一つのエピソードを通じて、学生たちの胸に響き渡りました。

この講義は国際観光学部の「ジェネリックスキル」という正課の授業として行われたもので、「地域振興」という重要なテーマに即して見識を深めるとともに、同世代の女性記者の貴重な体験談の中から、社会人としての確かな視野、しっかりした職業観へのモチベーションアップにつなげる目的で企画されました。

室町キャンパスでは、特別講義の前後3日間にわたって読売新聞社の提供による震災写真展を行いました。

「一つの記事の裏には取材相手と記者の心の交流がある」と語る上田記者 「記者は生身の人間、取材マシンじゃない」と語る南記者
学生の質問に答える両記者 室町館エントランスでの写真展