学校法人平安女学院は、平安女学院大学短期大学部保育科を平安女学院大学子ども教育学部へ発展的に統合することを、2020年3月24日開催の理事会において決定いたしました。
これにより、平安女学院大学短期大学部保育科としては、2021年度以降の学生募集を停止することになります。

すなわち2020年4月の入学生が、平安女学院大学短期大学部保育科の最後の入学者となり、2022年3月の全員の卒業をもって、短期大学部は、四年制の子ども教育学部の保育コースに統合されることになります。

本学院は、1921年、全国に先駆けて高等女学校に保姆部を設置して以来、100年に及ぶ保育者養成教育に取り組んで参りました。キリスト教主義に基づく教育により、保育者としての心得やスキルをしっかりと身につけた卒業生たちは、保育界において大きな役割を果たしてきました。

近年、女子の四年制大学志向が一段と強まり、2020年度からは「高等教育の無償化制度」が始まるという時代背景を踏まえ、本学院におきましては、短期大学部保育科の四年制大学への統合を決断するに至りました。

今後につきましては、新入生を含めたすべての在学生に対して、卒業まで従来の教育カリキュラムを継続し、安心して学ぶことができる環境を保証することはもちろん、総力を挙げて学生生活の充実と就職への支援を行います。
また、短期大学部閉学後は、各種証明書の発行やキャリアサポートなどについても、平安女学院大学が責任をもって対応いたします。

これまで平安女学院大学短期大学部保育科の教育・研究活動にご理解・ご協力を賜りました関係者の皆様方には、深く御礼を申し上げますとともに、今回の決定についてご理解を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月24日

学校法人平安女学院　理事長・学院長
平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部 学長
山岡 景一郎