平安女学院大学

教員紹介高橋 義人特任教授

Faculty memebers

高橋 義人

高橋 義人takahashi yoshito

職名 : 特任教授

学位・資格 : 博士(文学)

学生時代に大切なことは自分を見つけることです。自分は何が好きか、自分には何が向いているか、早く見つけてください。すでに見つけている人は、それをさらに深めてください。

担当科目

地域研究(ヨーロッパ)/観光まちづくり論/現代の教養/京都学概論/現代世界の思想と宗教/京都の伝統産業/旅行の歴史

所属学会

Gesellschaft für internationale Germanistik、Goethe-Gesellschaft in Weimar、Internationale Vereinigung für germanische Sprache und Literatur、日本独文学会、形の文化会、日本シェリング協会

専門分野

ゲーテ研究、近代西欧精神史、宗教学

研究テーマ

ゲーテ自然科学、『ファウスト』文学の系譜、デモノロジーの歴史、明治時代の京都

主な研究業績
  • (著書)
  • 1. 高橋義人『悪魔の神話学』岩波書店、 2018年。
  • 2. 高橋義人『グリム童話の世界——ヨーロッパ文化の深層へ』岩波新書、2006年。
  • 3. 高橋義人『魔女とヨーロッパ』岩波書店、1995年。
  • 4. 高橋義人『形態と象徴——ゲーテと緑の自然科学』岩波書店、1988年。
  • (翻訳)
  • 1. ゲーテ 『形式と象徴——ゲーテと「緑の自然科学」』高橋義人編訳、岩波書店、1988年。
  • 2. ゲーテ『自然と象徴——自然科学論集』高橋義人編訳、冨山房百科文庫、1982年。
自己紹介

私は高校時代からゲーテが好きで、特にゲーテの自然観に興味を持ちました。修士論文はゲーテの自然科学について書きました。ゲーテの自然科学を知れば知るほど、西欧近代というものに疑問を持つようになりました。これまで本も論文もたくさん書いてきましたが、私の出発点は学生時代のゲーテとの出会いにあります。

学生へのメッセージ

高校までの君たちは学校の先生から課題を与えられていました。でも大学というところは自分で自分の課題を見つけるところです。自分の課題を見つけるには自分を知らなければなりません。自分が得意なのは何か、自分が不得意なのは何か、自分が好きなことは何か、自分が学んでおかなければならないものは何か、それを知り、それに挑んでください。そういう課題は次から次に出てくるはずです。人生って、自分で自分の課題を見つけ、それをすることだと分かったならば、退屈することなんかきっとなくなるでしょう。

関連リンク

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