【在学生の皆様】学生の皆様へのメッセージ

平安女学院大学高槻キャンパスが所在する大阪府は、4月8日に国が新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための緊急事態宣言を発出し、人との接触をこれまでより8割減らすために、不要不急の外出をせず3つの密を避けるように行動自粛を呼びかけています。また京都府も感染拡大の兆しがあり、4月10日に京都府が国に緊急事態宣言の発出を要請するなど厳しい状況にあります。

学生の皆さんは、ご自身と周囲の人たちの健康と命を守るために、生活の維持に必要な外出以外は、極力控えていただきたく思います。そのために、本学ができることは、まずは皆さんが大学に出てこなくてもよいようにすることでした。かといって、皆さんの学修の機会を奪ってはいけません。どうすれば、皆さんの健康と命を守りながら、安全に授業を行っていくことができるか、現在、教職員が一丸となって検討を重ねているところです。

現在行っている代替授業は、課題を出して自学自習していただく形式ですが、あくまでも急場しのぎで、従来の授業方法に比べて、必ずしも満足のいく授業方法ではないことは、重々承知しております。それでも一生懸命に課題に取り組んでくださる皆さんには、大変感謝いたします。その学修意欲にお応えするためにも、早急に改善が必要であると認識しています。

本学は、これまで、対面授業の充実に注力し、学生の皆さん一人ひとりと向き合って、個性を尊重した丁寧な学修指導をしてまいりました。そのため、オンライン授業をすぐに提供できるだけの環境が整備されておりませんでした。しかし、現在、急ピッチで、オンライン授業の実現に向けての準備を進めているところです。オンライン授業をするにあたっては、これまでと同様の充実した授業ができるように、教職員が一丸となって取り組んでいます。たとえば、オンライン授業では、すべての人がWi-Fiなどのインターネット環境が整っているわけではないという前提のもと、通信環境が脆弱な場合でも、とりこぼすことなく受講できる遠隔授業はどのようにあるべきかなどを検討しています。

これらの準備をふまえ、連休明け以降の授業実施のあり方については、4月22日前後に公表する予定です。

今後も、社会的な情勢変化を加味しつつ、学生の皆さんに寄り添った授業を提供できるように慎重に進めてまいりたいと思いますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部
学長 山岡 景一郎
教学部長 松尾 光洋
国際観光学部長 毛利 憲一
子ども教育学部長 門谷 真希
保育科長 清水 里美