2021年度春学期授業の開講方針について

平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部
学生の皆さんへ

平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部
学長 山岡 景一郎

 

 

2021年度春学期授業の開講方針について

 

 

平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部では、2021年度春学期の授業は、下記の方針で実施します。

(1)学生の学修機会を保障するため、可能な限り対面授業を行います。

(2)学外での実習・研修・課外活動等については、十分な感染対策を施し、できる限り実施します。また実習等においては、受入れ先となる学校・施設・機関等の定める感染防止対策に従って行動します。

(3)感染状況が悪化し対面授業の継続が難しいと判断される場合、授業の一部または全てを一定期間遠隔授業に切り替えます。

 

本学では2020年度、春学期はほとんど遠隔授業となり、秋学期においても大幅に対面授業を実施したものの、一部で遠隔授業を併用せざるを得ませんでした。遠隔授業は、大学にとっても学生の皆さんにとっても新たな経験として少なくない成果がありました。しかし、やはり教員と学生が同じ教室で「学び」の時間と空間を共有する対面型授業が、皆さんの学修にとってより望ましいということを改めて認識させる機会ともなりました。キャンパスで大学生活を送ることができるということも、思った以上に大切な時間であることもわかりました。

新型コロナウイルスの流行から1年が経ち、少しずつ有効な対策がとれるようになっています。大学内、通学時での感染対策もかなり丁寧に行えるようになりました。こうした状況をふまえ、本学では、2021年度春学期の授業は可能な限り、すなわち京都キャンパスでは全ての授業を、高槻キャンパスでもほとんどの授業を、対面授業で行うことにいたしました。

当然ながら、そのためには徹底した感染対策が必要です。教室は収容定員を半分程度に減らし、それが難しい場合、座席毎に飛沫防止パネルを設置しました。日中は常時換気を行い、毎日消毒も行います。またキャンパスに滞在する学生数を極力抑えた時間割を作成しています。通学での電車・バスでの混雑をできるだけ避けるため、授業開始時間も通常より遅らせています。

学生の皆さんも、大学の内外を問わず日常生活において常にマスクを使用し、手洗いを励行し、人との接触を避けるなどの感染予防を続けましょう。検温も毎日行い、それを登録することも必要です。自身の健康管理をしっかり行いながら、キャンパスでの大学生活を送ってください。

また公欠申請、発熱等による欠席については、昨年度から対象となる事項、申請方法が変更されています。自分自身に重症化しやすいとされる基礎疾患がある場合など、通学がどうしても難しい場合は、まずは担任の先生に相談してください。

これら本学の感染対策は、皆さんに配布する「新型コロナウイルス感染症拡大予防のためのガイドライン(2021年度春学期)」に記載されています。ガイドラインの内容については、各学部・学科でガイダンスを行い内容の理解を図ります。また各学部・学科の特性に応じた指示もあると思います。特に実習については、学部・学科での説明をよく理解し、必要な単位を修得できるようにしてください。

現在のところ「第三波」とされた感染拡大状況は、緊急事態宣言が解除され、ようやく落ち着いてきたところです。しかし感染状況が再度悪化する可能性は高いと専門家は指摘しています。

本学としても状況を注視し、皆さんの学びと健康の両立に配慮しながら、慎重に春学期の「学び」を進めていきたいと考えています。

学生の皆さんのご理解とご協力をお願いします。