国際観光学部2年生が、いよいよ半年間の米国語学留学に出発しました。

平安女学院大学国際観光学部外国語特修コースには、2年生後半から3年生前半の約1年間を海外留学で過ごす「語学留学プログラム」があります。2019年夏は、当時の2年生の32名が本学の語学留学プログラムに参加し、6か国12校に出発しました。しかし、2020年の夏はコロナ禍のせいで、誰一人出発することができず、秋学期の授業を受けながら世界情勢を注視してきました。

4名の学生がアメリカ留学に出発します

多くの学生が留学を取りやめる中、4名の学生はアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにあるパシフィック・インターナショナル・アカデミーで半年間の語学留学をするための準備を進めてきました。1年の予定が半年になってしまいましたが、留学のための奨学金を大学に申請し、誓約書、出願、入学許可、ビザの取得、航空券の予約という段階を終え、2月5日には、出発に向けたガイダンスにオンラインで参加しました。

JTBガイアレックのスタッフの方から、eチケット、在留届の提出の仕方などの説明を受けました
JTBガイアレックのスタッフの方から、eチケット、在留届の提出の仕方などの説明を受けました

㈱JTBガイアレックのスタッフの方から、eチケット、在留届の提出の仕方などの説明を受けました。

Intensive English Pre-Departurion-COVID Restrictions Cover

学生達は飛行機に搭乗し、アメリカに入国するためにPCR検査の結果が陰性であるという英文の検査証明書や宣誓書などを用意しなければなりません。

大学の規定で、必ず海外旅行保険に入るのですが、留学期間中の病気やケガだけでなく、医師の指示でワクチン接種やPCR検査を受ける場合も保険でカバーされます。盗難にあったり、ホストファミリーの家財をうっかり壊した場合なども補償されるものとなっています。

ホストファミリー宅に到着しても、2週間は自主隔離が求められているので、ステイホームしながらオンラインの授業を受け、その後の対面の授業やアクティビティに備えます。

本学国際観光学部では、一律に留学を取りやめる措置をとるのではなく、学生や保護者と綿密に相談しながら、現在の状況の中で、学生の「留学の夢」を実現させるための可能性を全力で探ってきました。

この半年間、旅行社や現地の学校とやりとりし、今回ようやく、4名の学生をアメリカに送り出すことができる運びになりました。もちろん学生の健康と安全を最大限尊重し、相手国の事情もふまえての判断です。このような中での留学ですが、きっと貴重な経験を積んで「学び」を深めることができるでしょう

3月には南ヨーロッパのマルタ共和国に向けて出発する学生が控えています。

いよいよ日本からアメリカに向けて出発しました

2月9日、伊丹空港より、4名の学生が全日空NH034便とNH038便に分かれて羽田に向けて出発しました。
海外へ行くのは初めてという学生も混じっています。
伊丹空港は人も少なく、外貨の両替所も全て閉まっています。

同日の夜遅く、NH108便にて羽田からサンフランシスコへ。
サンフランシスコでは米国への入国審査手続、税関審査等を終えたあと、ユナイテッド航空UA317便に乗り継いで最終目的地のオレゴン州ポートランドに向かいます。
ポートランドの空港にはPacific
International Academy/ Warner Pacific Universityのディレクターやホームステイ担当者が待ち受けています。

到着後は2週間ステイホームしなければならないので、当初の生活に不自由がないよう、スーツケース2つ分の荷物を持って行きます。

ステイホーム期間中はオンラインの授業を受けますが、その後は少人数の対面授業を受ける予定です。

英語力だけでなく、不自由な環境下での生活を通じて大きく成長してくれることを願っています。

伊丹空港でのお見送りの様子
伊丹空港でのお見送りの様子
伊丹空港でのお見送りの様子
伊丹空港でのお見送りの様子