平安女学院大学

付属センターと付属施設
幼児教育研究センター

Research Center for Child Education

幼児教育研究センターとは

 平安女学院幼児教育研究センターは、本学子ども教育学部教員の研究開発を助成するためのみでなく、乳幼児の教育にかかわる幅広い研究者の援助と交流のために、高槻キャンパスに設立されました。また研究開発に本学学生も関われる機関として、新たな研究者育成を行っていきたいと考えます。同時に地域の保育者や教職者、保護者、教育に関心のある方々とも共同しつつ、研究発表会や講演会、研修会などを実施し研究者交流、地域交流を図っていきたいと思っています。
 今幼児教育はある意味で岐路に立たされている感がします。ICTの急速な拡大は、乳幼児の生活もその例外ではありません。乳児ベッドにつけられていたベッドメリーはスマートフォンによる映像にとって代わりました。乳幼児の食事はスマホのアニメを見ながら、食べさせるのが主流となっています。早くからモニターに流れるとめどない映像の視聴ははたして、どのような影響を乳幼児に与えるのでしょうか。一方脳科学の発展も目を見張るものがあります。人間の発達過程の科学的な解明も確実に進みつつあります。乳幼児期は脳内のシナプスの活動が最も盛んな時期です。脳のあらゆる領域が関係しあいながら人間の生きていく基礎を生成する最も重要な時期であることが解りつつあります。
 こうした課題を前に、研究センターでは毎年の紀要の発行だけでなく、地域講演会の開催、研究報告会、保育者研修会などを企画しています。豊かな自然に囲まれた本学幼児教育研センターに、多くの研究者が集い、互いに研鑽することによって、新しい発見や政策が生み出されることを期待します。最後に、今後の幼児教育の発展のためにも皆様方のご参加、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

センター長・特命教授 塩見 知利

センターの活動内容

1. 研究プロジェクトの企画と実施

幼児の発達や教育に関する研究プロジェクトを企画し、データの収集や分析、報告書の作成を行います。例えば、言語習得、身体運動能力、社会的スキルなどの幼児の発達に関する研究を行います。

2. 教育プログラムの開発と評価

幼児のための教育プログラムを開発し、その効果や効果的な実施方法を評価します。教育カリキュラムの設計や教材の開発、教師や保護者への指導方法の提案などが含まれます。

3. 学術論文の執筆と発表

幼児教育に関する研究成果を学術論文や学会発表として発表します。他の研究者や教育関係者と情報交換を行い、研究の進歩と幼児教育の発展に貢献します。

4. 教育者や保護者への情報提供と啓発活動

幼児の発達や教育に関する情報を教育者や保護者に提供し、啓発活動を行います。セミナーやワークショップの開催、パンフレットやウェブサイトの作成などが含まれます。

5. 学生や研究助手の指導とサポート

幼児教育に興味を持つ学生や研究助手を指導し、サポ ートします。研究方法やデータ分析の指導、研究倫理の指導などが含まれます。

会則・要領

講演

平安女学院大学 夏の文化講演会(2023年8月8日)
「幼児期に育む”生きる力” -乳・幼児の造形が教えてくれる10のこと-」

開催レポート: 子ども教育学部 塩見知利先生による文化講演会を高槻現代劇場北館にて行いました。

ホームページ

イベントの予定、レポートはこちら。

幼児教育研究センターホームページ[外部リンク]

幼児教育研究センター

〒569-1092
大阪府高槻市南平台1丁目5-81-1

TEL:0726-93-2311 FAX:072-696-4919